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家康より田邊屋又左衞門に交付された異国渡海御朱印状
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徳川家康は異国渡海御朱印状を1604年1月13日(慶長9年)から1616年1月11日(元和2年)までの12年間に183通(異国18地域)も交付していますが、現存する原本は数が少ないとされています。この異国渡海朱印状(縮小1/2大複製、「源家康弘忠恕」と御朱印)は1608年7月25日(慶長13年)に家康から田邊屋又左衛門へ交付された暹羅国 (現:タイ)
渡海許可書です。
この写真は、京都金地院および南禅寺の中興の開山であった本光国師 (譚は崇伝、字は以心)が、家康の交付記録を控えた「異国御朱印帳」の冒頭の部分です。
1604年8月26日(慶長9年)呂床国(現:フィリピン)田邊屋又左衞門
1605年9月3日(慶長10年)呂床国 田邊屋又左衞門
1608年7月25日(慶長13年)日本から暹羅国田邊屋又左衞門と記録した箇所です。
この御朱印船額絵馬は1632年9月(寛永9年)に末吉家が京都の音羽山清水寺へ奉納した物です。
※田邊家と末吉家の関係:1608年7月25日(慶長13年)に末吉孫左衛門の娘が田邊屋又左衛門へ嫁いで、親戚関係になる。
この御朱印船は東京国(現:ベトナム・ハノイ)へ行った船です。音羽山 清水寺監修」
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朱印状 1608年
朱印船絵馬 1632年